一言で言うと
社員一人ひとりに「業務を手伝うAI秘書」を持たせるための、共通の土台づくりです。
今はAXチームなど限られた範囲でAIエージェントを試しています。今後、社長・副社長の会話整理、会議後のTODO化、SlackやBacklogとの連携などを増やすには、個別対応の積み上げではなく、安全に横展開できる共通基盤が必要です。
なぜ今やるか
会話がTODOに変わる
社長・役員・各部署の会話から、決定事項・未対応事項・担当者を整理し、業務TODOへ落とし込みやすくする。
個別対応では限界
部署ごとにバラバラに作ると、権限・データ・Slack連携・運用が複雑になり、後から統制しにくい。
安全に横展開
まず小さく検証し、使える形を標準化してから、部門・全社へ広げる。
Hermesとは何か
今回の申請で扱う範囲
| 項目 | 説明 | 社長に伝えるポイント |
|---|---|---|
| 目的 | 社長・役員・各部署の会話や依頼を、AIが整理して業務TODOへつなげる準備。 | 「情報が流れて終わる」状態を減らす。 |
| 進め方 | PoC → 部門展開 → 全社展開の段階方式。 | いきなり全社に入れず、小さく検証する。 |
| 技術基盤 | 提案資料ではGoogle Cloud / GKEを中心にした構成。 | 専門的な中身より、安定運用・コスト・安全性が判断軸。 |
| 費用 | 7月支援として70H / 210万円(税抜)の見積り。 | 何が成果物になるかを明確にしてから申請する。 |
明日のMTGで事前確認したいこと
最重要:既存AXチームのHermes VMをどう扱うか
- 今AXチームが使っている別VMのHermes Agentは、そのまま残す前提か。
- 新しい仕組みは、AXチーム以外の全社展開分だけを載せるのか。
- 将来的に既存VMも新基盤へ移行するのか。
- 併用する場合、Slack App・データ保存・運用責任・障害対応をどう分けるのか。
費用の前提
- LLM API費用は含まれているか。
- 既存VM維持費は含まれているか。
- 監視・バックアップ・ログ保存費は含まれるか。
成果物の前提
- 設計だけか、実装まで含むか。
- 本番運用可能な状態まで含むか。
- 運用手順書・権限設計・移行計画は含むか。
技術選定
- なぜGKEなのか。
- Cloud Run / 既存VM継続 / Cloudflare系との比較はあるか。
- 運用担当者が扱える複雑さか。
セキュリティ
- 社長・副社長の会話ログをどこに保存するか。
- 誰が閲覧できるか。
- 保存期間・削除ルール・監査ログはどうするか。
費用と成果物の見せ方
申請金額の見せ方
70H / 210万円(税抜)
単なる作業費ではなく、「全社展開の前に、設計・費用・運用・リスクを整理し、判断できる状態にする費用」と位置づける。
申請前に明確化すること
70Hで何が納品されるかを、コンサル側に確認する。特に「設計書」「構成図」「運用手順」「PoC環境」「移行方針」「費用試算」のどこまで含むか。
想定リスクと対策
| リスク | 起きること | 対策 |
|---|---|---|
| 既存VMとの二重運用 | どちらが正か分からず、費用・権限・障害対応が複雑になる。 | 既存VMを残す/移す/併用する方針を先に決める。 |
| 権限が広がりすぎる | Slackや会話ログなど、見えてはいけない情報まで扱う可能性。 | Slack App権限、閲覧者、保存期間を設計に含める。 |
| 技術が複雑すぎる | GKE運用が属人化し、障害時に対応できない。 | Cloud Run等との比較、運用体制、監視方法を確認する。 |
| 費用が後から増える | LLM API・ログ保存・監視費が別途発生する。 | 見積りに含む費用/含まない費用を明記する。 |
社長に承認してほしいこと
承認依頼案
- 社内AIエージェントを全社展開するための検討・設計を進めること。
- まずは小さく検証し、運用・セキュリティ・費用を確認してから拡大すること。
- 7月支援費用として、70H / 210万円(税抜)を申請対象とすること。
- ただし、既存AX用Hermes VMの扱い、成果物範囲、費用前提を明確にしたうえで最終申請すること。
説明台本(非エンジニア向け)
今回の申請は、AIを使った社内業務支援を、会社全体で安全に使えるようにするための準備費用です。すでにAXチームではHermesというAIエージェント基盤を使い始めていますが、今後、社長や役員の会話整理、会議後のTODO化、SlackやBacklogへの連携を広げるには、個別対応のままだと管理が難しくなります。
そのため、まずは全社展開に向けた設計、費用、セキュリティ、既存環境とのすみ分けを整理します。いきなり全社に入れるのではなく、小さく検証し、使えることを確認してから段階的に広げる進め方です。
明日の確認で、既存AX用Hermes VMを残すのか、新基盤へ移すのか、併用するのかを確認し、そのうえで社長申請の最終資料に整えます。